https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180105/k10011280371000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

1月5日 22時09分
エジプトの観光地ルクソールで、外国人観光客らを乗せた気球が墜落して1人が死亡、12人がけがをし、現地の当局が原因を調べています。

エジプト南部のルクソールで5日、外国人観光客らを乗せた気球が墜落し、地面に衝突しました。エジプト保健省によりますと、この事故で、気球に乗っていた南アフリカ人の36歳の女性が死亡、12人がけがをして病院で手当を受けています。

現地の日本大使館によりますと、この気球に日本人は乗っていなかったということです。地元メディアによりますと、現場は当時、大気が不安定な状態で強風が吹いていたということで、現地の当局は悪天候が影響したかどうか事故の原因を調べています。

ルクソールはかつて、古代エジプトの都テーベとして栄えた都市で、ツタンカーメン王のミイラが発見された「王家の谷」など数々の遺跡を上空から気球で眺めるツアーが人気です。しかし5年前にも気球が炎上して墜落する事故が起きて、日本人4人を含む19人が死亡するなど気球の事故は後を絶たず、安全対策が課題となっています。

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