2018.01.08 Mon posted at 10:49 JST
(CNN) 米ニューヨークのJFK国際空港で7日、手荷物受取場付近から水漏れが起きて乗客の手荷物が水浸しになり、4番ターミナルに到着する国際便に影響が出ている。
同空港は7日午後のツイッターで、同ターミナルの一部に避難命令が出されたことを明らかにした。
ニューヨークなど米東部沿岸部では寒波のために便の遅れや欠航が相次ぎ、長時間待たされた乗客が苛立ちを募らせていた。空港内のフロアには、出発を待つ乗客の手荷物が大量に積み上げられている。
この日の気温はマイナス9度前後。浸水は同日午後1時半ごろ発生してターミナルが水浸しになり、到着エリアにも水が流れ込んだ。
4番ターミナルの一部では停電が起きて手荷物受取用のベルトコンベアが停止。乗客はターミナルの別の場所で荷物を受け取っている。到着エリアは立ち入りが禁止され、係員が排水作業に追われた。
ニューヨーク市消防局も対応に当たっているが、水漏れの原因は現時点で不明。負傷者の報告は入っていない。
午後3時半ごろには、4番ターミナルに到着する国際便の受け入れ停止が発表された。出発便に影響は出ていない。
米東部を襲った寒波の影響もあり、JFK空港の出発便は航空情報サイトの集計で7日午後8時ごろまでに55便が欠航となり、約200便に遅れが出ている。
ニューヨーク港湾当局によれば、JFK空港の欠航便は6日も94便に上っていた。
便の遅れや手荷物のトラブルに関する乗客の苦情は、水漏れが起きる以前から増え続けていた。
ロサンゼルスからニューヨークを訪れていた旅行客の男性は、自分の手荷物を13時間も目にしていないと話し、「手荷物の山は大きくなるばかり」と不満をぶつけている。
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/01/08/46f1a62499b6e4043ca80072e9567f26/t/320/180/d/jfk-flooding-02.jpg