抗議もできない政府、当事者能力ない…翁長知事
2018年01月09日 13時20分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180109-OYT1T50021.html

 沖縄県読谷村よみたんそん儀間の廃棄物最終処分場の敷地内に、8日夕に不時着した米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の攻撃ヘリコプター「AH1」は、9日午前7時20分頃、自力で離陸した。
 沖縄防衛局によると、同7時30分頃に同飛行場に着陸した。県内では米軍機の事故やトラブルが相次いでおり、反発の声が強まっている。
 9日、読谷村役場を訪問した中嶋浩一郎・沖縄防衛局長の説明によると、米軍側からは、機体のテールローター(後部回転翼)で電気系統の不具合をセンサーが感知し、警告灯が点灯したため、予防着陸したとの報告があった。点検整備後に異常が確認されなかったため、飛行を再開したという。
 翁長おなが雄志たけし県知事は9日午前、県庁で記者団に対し、「日本国民である沖縄県民が日常的に危険にさらされても抗議もできない。日本政府は当事者能力がないことに、恥ずかしさを感じてもらいたい」と述べ、日本政府の対応を批判した。