はりつけ姿で死んでいるコアラ、豪公園で発見 怒りの声上がる

【1月11日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州で10日、コアラが公園の休憩所の柱にはりつけられた姿で死んでいるのが発見された。
 コアラの保護団体が写真をソーシャルメディアで公開し、インターネット上では怒りの声が上がっている。

 現場はブリスベン(Brisbane)から北に175キロほど離れたギンピー(Gympie)の公園。NPO団体「コアラ・レスキュー・クイーンズランド(KRQ)」は、休憩所の柱をよじ登っているコアラがいるとの通報を受け、現場に向かったところ、ねじを使ってはりつけられて死んでいるコアラを発見したという。

 同団体の代表は豪ABCに対し、これまでコアラが撃たれたり、意図的に車でひかれたりした例はあったが、建築物にはりつけるというのは初めてだと述べた。

 フェイスブックには「こんな下劣なことができるなんて信じられない」「本当にぞっとする」など、蛮行を激しく非難するコメントが数百件寄せられた。

 2012年の調査によると、豪国内のコアラの生息数は33万頭とされているが、ここ数十年での生息地の減少や森林火災などにより、コアラの生活環境をめぐる危険は高まっているという。

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AFPBB News 2018年1月11日 16:23 発信地:シドニー/オーストラリア
http://www.afpbb.com/articles/-/3158127