大阪入国管理局関西空港支局は11日、2017年の関西国際空港の出入国者数(速報値)が2090万3360人に達し、1994年の開港以来、最多となったと発表した。前年比13%増で、2000万人を突破したのは初めて。

 内訳は、日本人が661万4850人、外国人が1428万8510人。外国人の入国者数は716万2310人で、初めて年間700万人を超えた。

 年末年始(昨年12月22日〜1月3日)の出入国者数(速報値)も前年比16%増の84万480人と、過去最多を記録。うち外国人は前年比25%増の55万780人で、全体の3分の2を占めた。同支局は「LCC(格安航空会社)の増便が要因」と分析している。

 出国者の渡航先は韓国が12万4500人と最も多く、中国8万8630人、東南アジア7万2420人と続いた。大半は帰国する外国人旅行者とみられる。【井川加菜美】

配信2018年1月11日 19時31分
毎日新聞
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