バス運転手融通の仕組み
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20180111/20180111-OYT1I50030-L.jpg

大型バスの運転手不足を解消するため、国土交通省は2018年度、バス会社の間で運転手をやり繰りする実証実験に乗り出す。

 観光シーズンのピークが地域ごとにずれることに着目し、閑散期を迎え仕事が少なくなったバス会社の運転手を、人手が足りないバス会社で雇う仕組みで、人手不足解消と運転手の働き方改革を同時に進める狙いがある。

 国交省は18年春にも全国のバス会社を対象に需要調査を行い、モデル会社を複数選定。秋にも実証実験を始めたい考えだ。バス会社間のマッチングの仕組みを整え、将来的にはバス業界に融通制度の導入を促す。

 バス会社のマッチングは、観光シーズンが重ならないことが前提となる。このため、実証実験では東北と九州など、地理的に離れた地域の会社間での運転手の融通を想定している。

(ここまで338文字 / 残り243文字)

2018年01月11日 18時31分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180111-OYT1T50074.html