>>68-69
>まずは,実行委員長の東京海洋大学・加藤秀弘 教授(左写真)が開会あいさつに立ちました
>座長を務めたのは,東京海洋大学・加藤 教授

2007.12.29 シャチの捕獲に対する反対表明(和歌山県太地町・美熊野政経塾)
私たちは先に開かれた議会の一般質問においてシャチの捕獲に対して正式に反対を表明しました。理由は下記のとおりです。
*希少種であること
*日本沿岸での生態や個体数がわかっていないこと
*このシャチの研究には莫大な費用を要することが予想され、それによってくじらの博物館経営が成り立たなくなる恐れがあること
*10年前よりも大きな社会問題になる恐れがあること
この11月23日に東京海洋大学においてシャチ研究者や水族館関係者などによって『シャチの現状と繁殖に向けて』と題するシンポジュームが開かれました。
これは1997年に太地で捕獲された5頭のシャチ(4頭はすでに死亡)の10年を振り返り、その成果を検証するとともに日本沿岸でのシャチの現状も報告するというものでした。
シャチに関しては学術研究以外の捕獲は禁止されています。
太地町長はシャチを捕獲するんだと公言しています。
捕獲はシャチの研究をしたいという施設が学術研究書を提出しそれを水産庁が認めて初めて捕獲許可がおります。
水産庁はその許可をおろすかどうかは学識者等の会議で決めてもらうということです。
学識者等とは11月23日に開かれたシャチのシンポジュームの実行委員長や座長のことを言うのでしょうか。
そうなれば問題があります。
シンポジュームの実行委員長は加藤秀弘教授です。
加藤氏は今年4月1日より太地町の水産専門委員をしています。
この専門委員というのは新しく今年からできた委員で私たちは何をしているかわかりません。
1回1万円ということで年3回相談事に応じるそうです。
太地町専門水産委員として平成19年度太地町ノルウェー交流事業の視察に参加しています。
もちろん旅費等は太地町もちで約90万円です。
ちなみに飛行機はビジネスクラスです。
今年の4月には中国スポーツ交流事業としても視察に参加していますがこちらの費用は自費か大学だということです。
くじらの博物館は東京海洋大学との共同研究負担金として2年間で300万円を支出しています。
東京海洋大学側の代表者は加藤氏です。
この300万円についてはどのように使ったかいま東京海洋大学に開示請求中です。