悟っているお坊さんがお寺に居ました。悟っているので寺にはたくさん人が来てました。
悟っているお坊さんの元に、いきなり怒鳴り込んで来た中年夫婦が寺におしかけました。
「おい、坊主、ウチの娘が妊娠した!!!」 「娘に問いただしたら、相手は坊主お前だと娘は言っている!!!」「娘は白状したぞ」
悟っているお坊さん「 ほう〜そうか? 」 と答えただけでした。
噂は町中に広がり、悟っているお坊さんの評判は最悪になりました。
そして、評判だったその寺にはだれも来なくなりました。
悟っているお坊さんは、いつもどおり生活して、いつもどおりニコニコ笑ってます。
赤ん坊が生まれてしまい、父親が「お前が父親なんだから、お前が面倒を見ろ!!!」
悟っているお坊さんは 「 ほう〜そうか? 」と言って、赤ん坊を慈しみ、世話をしました。
しかし、しばらくすると、あの悪魔のような父親がすまなそうな顔で来ました。「お坊様、大変申し訳ありません。
あの赤ちゃんは、娘が隠していた彼氏の子でした・・・なんてお詫びしたらよいかわかりません・・・」と・・・・
悟っているお坊さん・・「 ほう、そうか? 」 といって、赤ん坊を帰しました。
すると・・・多くの人々がお寺に来るようになり、それでも悟っているお坊さんは淡々と生活していました。