トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで、超党派の議員と移民問題について協議していた際、ハイチやアフリカ諸国を名指しし、「なぜ、これらの屋外便所(shithole)のような国々から米国に人を受け入れなければならないのか」と語った。複数の米メディアが報じた。中米・カリブやアフリカ各国に対する侮辱的な発言で、国際社会から批判を浴びるのは必至だ。

 報道によると、戦争や災害などの理由で出身国から追われた人々を人道的に受け入れる一時的な在留資格(TPS)について、民主党の議員が対象国のハイチに触れた時に、「なぜハイチ人がもっと必要なのだ。追い出せ」と発言。ハイチのほか、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラスの中米・カリブ諸国やアフリカ諸国を指して「屋外便所のような国」と表現したという。

 さらにトランプ氏は「米国にはノルウェーのような国から、もっと人を連れてくるべきだ」とも語った。また、米国の経済成長の助けになるアジア諸国の移民をもっと増やすべきだとの考えも示したという。

 トランプ氏は、今月19日に暫… 残り:222文字/全文:663文字

配信2018年1月12日11時20分
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