政府が、日本で初開催となる2019年の主要20か国・地域(G20)首脳会議について、東京か大阪のいずれかで開催する方向であることが分かった。

 開催時期は19年6月とする案を軸に検討している。安倍首相が警備や宿泊施設などの観点を踏まえて最終判断し、2月中にも開催都市と開催時期を発表する見通しだ。

 複数の政府関係者が明らかにした。

 東京都は20年の五輪・パラリンピックに向けた準備を理由に開催都市として立候補していない。そのため、政府は一時、東京以外の開催地を検討してきた。ただ、海外の要人向けに対応できるホテルが多く、国際会議の警備実績が豊富なことから、有力な最終候補地となっている。

 開催都市として名乗りを上げている大阪府と大阪市は、25年の国際博覧会(万博)誘致を目指しており、G20首脳会議の開催が国際的な知名度向上につながるとみている。政府が求める会議場や警備、宿泊施設の基準も満たしているとされる。

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2018年01月12日 07時20分
YOMIURI ONLINE
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