12日午後、富山県射水市のアルミ製品加工会社の駐車場に駐車中の車の中で、60歳の嘱託社員が死亡しているのが見つかりました。警察は、積もった雪で車のマフラーがふさがれて、一酸化炭素中毒で死亡した可能性もあると見て詳しく調べています。

12日午後2時半すぎ、富山県射水市奈呉の江のアルミ製品加工会社の駐車場に止められた車の中で、男性が意識のない状態で倒れているのを会社の従業員が見つけ、消防に連絡しました。

警察によりますと、男性は富山県氷見市に住むこの会社の嘱託社員、石田升栄さん(60)で、病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認されました。

石田さんは12日午前6時まで会社の工場で仕事をしていたということで、発見されたとき、車はエンジンがかかった状態だったということです。

気象台によりますと、射水市の隣の高岡市の伏木では12日午前7時の時点で87センチの積雪が観測されていたということです。

警察は、積もった雪で車のマフラーがふさがれて車内に排気ガスが充満した結果、一酸化炭素中毒で死亡した可能性もあると見て死因や詳しい状況を調べています。

1月12日 21時04分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180112/k10011287401000.html