日本や中国、シンガポールなど10カ国・地域、90人以上の科学者の共同研究。アジア太平洋地域
の約70民族・集団の約2千人を対象にした。人のDNAの塩基配列の中には、個人によって微妙に
違いがある場所(SNP、スニップ)がある。このうち特徴的な約6万カ所を選び出し、それぞれを
比較、分析した。

その結果、インドから東南アジア、中国、韓国、日本人へと枝分かれしていく遺伝学的な関係を表す
系統樹ができた。この系統樹は、言語学や地理学上の関係とよく対応していた。移動ルートは共通の
祖先がアフリカからインドを通って東南アジアに入り、その後大陸を東アジアや北アジアに移動し
たり、南の島々に渡ったりしたと考えられた。

http://www14.plala.or.jp/bunarinn/plala/daieryAA/daiery/daieryA/nihonjinnososen/nihonjinnososen.html
http://www14.plala.or.jp/bunarinn/plala/daieryAA/daiery/daieryA/nihonjinnososen/clip_image001.jpg