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1月13日 5時51分
福岡県筑後市の高齢者福祉施設で、今月4日以降、入所している人など29人が発熱や呼吸困難などの症状を訴え、2人が死亡していたことがわかりました。福岡県は、感染性呼吸器疾患の疑いが強いと見て原因を調べることにしています。

福岡県によりますと、11日、筑後市内の高齢者福祉施設から「入所者の多くが発熱や呼吸困難などの症状を訴えている」と県に連絡がありました。

この施設では今月4日から12日にかけて、60代から90代の入所者と職員1人の合わせて29人が、発熱やせき、呼吸困難などの症状を相次いで訴え、6人が入院し、このうち95歳の女性2人が肺炎と診断されその後死亡しました。入院したほかの4人の症状は快方に向かっているということです。

施設には45人の高齢者が入所し、多くの人が呼吸困難などの同じような症状を訴えていたことから、福岡県は、感染性呼吸器疾患の疑いが強いと見て、施設に対し、消毒の徹底など感染拡大を防ぐよう指導し、今後、原因を調べることにしています。

また、福岡県は、亡くなった人などのプライバシーを理由に、施設名を公表していません。