http://www.sankei.com/smp/economy/news/180113/ecn1801130019-s1.html

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は12日、ハンドルやアクセルペダル、ブレーキペダルのない量産可能な自動運転車を2019年に実用化すると発表した。特定の場所を走るといった一定の条件下で、全ての操作をシステムが担う「レベル4」に分類される自動運転の技術を搭載する世界初の量産車になる可能性がある。

完全な自動運転車の実用化を目指す米IT大手グーグル系のウェイモや日本勢を含む他の自動車メーカーなどとの先陣争いが一段と激化しそうだ。

 新車両「クルーズAV」は、小型電気自動車「シボレー・ボルトEV」をベースに開発する。ロイター通信によると、GMは11日、この車を走行させる許可を米政府に申請したという。

 GMは昨年11月、運転手が不要な「無人タクシー」を19年に事業化する計画を明らかにしており、当初はクルーズAVを無人タクシーとして使う方針だ。(共同)

http://www.sankei.com/images/news/180113/ecn1801130019-p1.jpg