「頭痛」で欠席繰り返す子も 米軍ヘリ窓落下1カ月
2018年1月13日 10:09
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 普天間第二小米軍ヘリ窓落下で、事故の翌日休んだ2年生の男児はこの1カ月の間、「頭が痛い」「気分が悪い」などと訴えて早退や欠席を繰り返している。妹が通う緑ヶ丘保育園にも米軍機部品落下があり、32歳の母親はストレスで夜中に目が覚めるようになり、体重が落ちた。「日常生活が送れなくなったいらだちを、どこにぶつけたらいいのか」と嘆いた。
 自宅では体調不良を訴えないが、学校へ行くと頭痛などを訴え保健室に行かざるを得ない状態という。事故以降は1人でベッドに入るのも避けるようになった。母親は仕事中も学校から連絡が入った時のために常に携帯を持っている。「私も落ち着かない」と語る。

 「本人に理由は聞いていないが、落下事故の前はこんなに体調を崩すことはなかった」と母親は語った。冬休み中は一切頭痛を訴えなかった。男児は窓が落下した時、運動場で体育の授業を受けていた。事故後「クラスの中で(落下場所に)一番近かった」と話すという。母親は「本当にその距離だったか子どもなので分からないが、それだけ近く感じたということだと思う」と語った。「ゆっくりでいいから、普通に学校に行って最後まで過ごせるようになってほしい」と願った。