元々、雪国では、雪が降ったら全てが停まるもの。
人間は部落に篭ったまま冬まで出ない。
近代、義務教育が始まって、子供は冬場、町内の宿舎で共同生活するようになった。

冬場でも子供が親元から通学できるようになったのは、実に田中角栄の後のことだ。
それも近年の恵まれた気象条件と、好調な経済に支えられてのこと。

その幸せな時代も、もう終わるのですよ。