>>95
例えば核武装を「日米同盟と引き換え」のものと仮定したら値段と釣り合わないな。
日本がどの程度の核戦力をもつかどうかにもよるが、原爆を数10発持っても中国にまるで対抗できない。
1960年代なら話は違ったが、いまや周回遅れすぎる。

北朝鮮が水爆開発を狙っているように、原爆では威力の上限が決まっていて戦術核にしかならない。
米ソは数百キロトンのMIRVが10個入ったICBMやSLBMを互いの何万というターゲットに向けあっている。
中国はそれに比べると劣るが英仏よりは強く、日本が原爆を持っても水爆使用に何ら躊躇しないだろう。
全面核攻撃オプションを取った時、勝てるか勝てないかで考えるわけで、負ける側は報復すら難しい。

1回の表に中国が日本に限定核攻撃したとする。1回裏に日本が(同等のターゲット1つ選んで)報復は難しい。
なぜならそうすると2回の表で中国はいきなり全面核戦争のエスカレーションも選択できるからだ。
(核戦力は)劣っている側こそが最初から全力で行かなくては負ける戦いである。
だがそれもギリギリ、「先制なら確証破壊が成立する」くらいの核戦力を備えていないと話にならない。
確証破壊=敵国人口の1/4、工業力1/3以上の破壊 である。