だからさ、潜水艦が追い上げられて浮上航行せざるえなくなるのが
どれだけ大きな屈辱感を与える鬼畜の所業なのかをまず理解しましょう
隠密性が命の潜水艦はよほど完璧に追いかけ回されなければ航海上で無害航行するなんて事はありえないことです
しかも主力級の原子力潜水艦が
かつて追い上げられて無害航行に追いやられたソ連軍の潜水艦は艦内で火災が発生したことにしました
こうした場合、潜水艦内でなにが起きているのかというと
追いかける側が出すまるで追いかけてることをあざ笑うかのような探知用の音波を聴かされ続けます
連絡手段を持たない周囲の状況も十分に把握できない潜水艦は
いつ撃沈されるか分からない恐怖感に満たされます
しかも、追いかけている側は艦内でなにが起きているのかを聴いています
潜水艦乗員の大きな話し声は聞こえます、大きな足音も聞こえます、鍋を振る音も聞こえます
恐怖から狂気に陥っていく艦内の様子が分かるようになっています
乗員の心の平行が壊れ艦内の統制がとれなくなってくるともう浮上するしかなくなります
こうなると浮上せずにどうにか帰国しても乗員は精神病院に直行だと言われています
トラウマが大きすぎて大半は潜水艦の乗員を続けるどころか普通に生きていけるかどうかも分かりません
素直に撃沈した方が親切だったりするかもしれない