東大から京大、医学部、海外シフトへ

「東大一直線」に曲がり角 開成生も海外大志向へ

開成の2017年の東大合格者数は161人(1学年の定員は400人)。
12年には200人を超えており、下落傾向にある。
しかし、開成の学力レベルが下がっているわけではない。
17年は東京医科歯科大医学部に12人、千葉大学医学部に14人など、
東大理1や理2よりも合格難易度が高いといわれる有名国立大医学部への合格者数は40人近い。

もともと医学部志向が強かったのは、関西など西日本の有名進学校だ。
灘高校(神戸市)は「最近は生徒の3人に1人は医学部志望」(和田孫博校長)という。

ラ・サール高校(鹿児島県)や久留米大学付設高校(福岡県)、愛光高校(愛媛県)など
九州や中四国の有名進学校も、東大よりも京大や医学部志向だ。
愛光の17年の合格者は東大が23人だが、国公立大学医学部医学科は61人。

医学部志向は「西高東低」だったが、開成や筑波大学付属駒場高校、桜蔭高校など
首都圏の進学校でも年々強まっている。そこに新たな潮流が押し寄せている。

開成では17年、海外大学に22人が合格し、7人が進学する予定だ。
ハーバード大学やプリンストン大学、シカゴ大学など
世界大学ランキングで東大を上回る名門大がズラリと並ぶ。

開成出身で東大法学部4年の学生は「本当は米国の大学に進みたかった。
東大を卒業して官僚や法曹界に入っても昔のようなうまみはない。
ただ、僕の場合、英語力が足りなかったし、家計も許さなかった」という。
「東大一直線」の代表銘柄ともされる開成でも、生徒の志向は明らかに変わってきている。

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