かいぼりは都や両市などが実施し、今回は2013年度と15年度に続き3回目。過去2回と比べて、外来種が減って在来種が増えた傾向がみられたという。自転車などの粗大ゴミも大幅に減り、公園利用者の意識が向上したようだ。
井の頭池は四つに区分され、このうち「お茶の水池」で魚を捕獲。気温5度に満たない寒空の下、参加者は胴長や長靴を着用して池へ入り、泥だらけになって魚を網ですくった。外来種はブルーギルなど、在来種はナマズやスッポンがみられた。
都西部公園緑地事務所によると、この日捕獲した外来種は魚類4種160匹、エビ亀類など4種148匹。在来種は魚類5種298匹、エビ亀類など5種1372匹。総数で在来種が大きく上回った。
井の頭公園で10年以上の調査経験がある市民グループ「井の頭かんさつ会」の田中利秋代表(65)は「在来種が増えたと実感している。投棄された自転車はなく、マナーは向上している」と話した。
14日も引き続きボランティアが捕獲する。1月下旬から3月初旬まで、池の底を天日干しして環境を改善した後、在来種を戻す計画だ。【福沢光一】
水を抜いて浅くなった池で魚を捕まえるボランティアの人たち
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かいぼりで捕れたスッポンに歓声を上げる人たち
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毎日新聞 2018年1月14日 12時00分(最終更新 1月14日 14時17分)
https://mainichi.jp/articles/20180114/k00/00e/040/160000c
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