日本では1928年に初めて電線地中化が行われた。
兵庫県芦屋市に高級住宅街として造成された六麓荘町において導入されたものである。
その後、1986年度から1998年度までに全国で約3,400kmの地中化が達成されている。
これまでは整備のしやすい大都市の幹線道路で行われてきたが
1999年度からの事業計画ではこれに加え重要伝統的建造物群保存地区などの歴史的な街並みを保全すべき地区、
バリアフリー重点整備地区などの良好な都市・住環境を形成すべき地区なども対象として広げている。
本格的な法整備として1995年度に
「電線共同溝の整備等に関する特別措置法」(平成7年3月23日法律第39号)
が制定され、
電線共同溝の建設及び管理に関する事項等が定められた。

電線地中化の歴史は長い。
デメリットを並べるのは良いが、
実際にそのデメリットで問題化した場所やケースをあげてみよう。

国はメリット多いから地中化してるんです。