横浜市の振り袖レンタル業者「はれのひ」が去年、閉鎖した千葉県の店で契約した客に対し、「別の店に引き継ぐことになった。キャンセルはできない」などと返金を拒んでいたことがわかった。

「はれのひ」は、千葉県柏市の店で振り袖や写真の撮影などを約30万円で契約した客に対し、「柏店は閉鎖し、茨城県のつくば店と統合した」とする書面を去年9月に送っていた。

客が「つくば店は遠いのでキャンセルしたい」と申し出ると、「はれのひ」側は返金などを拒んだという。

はれのひ柏店の客「今後の着付け・写真の前撮りも全部つくば店に来るようにって言われたので」「勝手に店舗が移転して、つくば店に来てくださいって言って、キャンセルできないのはおかしいから、おかしいってずっと言ってたんですけど(はれのひから)『決まりなのでできません』って言われて」

この客は、その後「特例」だとして全額返金されたが、一緒に契約した友人は今も返金されていないという。

「はれのひ」の店がある自治体に被害相談した人の契約金額は2億4000万円を超えているが、篠崎洋一郎社長とは連絡がつかない状況が続いている。
http://www.news24.jp/sp/articles/2018/01/15/07382940.html