鹿島市で伝統行事「ふな市」

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084479991.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

佐賀県鹿島市で江戸時代から続く伝統行事、「ふな市」が開かれ、
夜明け前から料理用のふなを買い求める人たちで賑わいました。

「ふな市」は二十日正月の前の1月19日に鹿島市の酒蔵通りで毎年開かれていて、
有明海では取れないタイの代わりに周辺でとれるふなを縁起物とする300年以上続くとされる伝統行事です。

ことしも朝早くから業者がふなを入れた水槽を並べていて、
訪れた人たちは品定めをしながら袋いっぱいに買い求める人もいました。
また会場ではふなを使った郷土料理、「ふなんこぐい」もふるまわれました。
「ふなんこぐい」はふなの煮崩れを防ぎ、臭みをとるために
昆布で巻かれ、大根やごぼうとともにみそやしょうゆで味付けして一晩、煮込んだもので
訪れた人たちは伝統の味を楽しんでいました。

主催した浜公民館によりますと、ふなは昔は貴重な栄養源だったものの、
食生活の変化などから買う人が減り、ことし参加した業者は3業者と、
30年前と比べると3分の1程度に減ったということです。

福岡県みやま市から訪れた男性は
「ふな市は、初めて来ました。自宅でしょうゆで煮て食べようと思います」
と話していました。

01/19 12:17