ジャパンディスプレイ(JDI)が開発した新型液晶「フルアクティブ」が、今秋に米アップルが発売する見通しの次期「iPhone(アイフォーン)」の画面に採用される方向になったことが20日、明らかになった。
スマートフォン画面の採用では有機EL製が攻勢を強めるが、大画面化に柔軟に対応できる点や割安な価格が決め手となり、一矢報いた形だ。

 フルアクティブはJDIの再建のカギを握る主力の新製品。JDIにとってアップルは売り上げの約5割を占める最大顧客だが、同社による有機ELシフトの加速で、液晶しか持たないJDIの先行きが不安視されていた。
今回の採用動向は2018年3月期(今期)に4期連続の赤字が見込まれるJDIの経営改善に寄与しそうだ。
 スマホは画面の大型化が進んでいる。JDIの新型液晶は、パネルを囲む外枠が最小0.5ミリでも作動するため、画面をより大きく取ることができる上、製造コストは有機ELより安い。 

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