ドイツの社会民主党(SPD)は21日、西部ボンで臨時党大会を開き、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(同盟)との連立に向け、正式交渉に入る方針を決めた。党執行部は12日に同盟側と連立に向けて基本合意していたが、SPD党内では反対の声が相次ぎ、党大会の行方が注目されていた。
党内では、正式交渉後に全党員による投票が予定されているが、連立政権の樹立に向け大きく前進した。
臨時党大会には、各州の代表約640人が参加。議決に先立ちシュルツ党首は「我々なら社会的正義を実現し、欧州を改革することができる。このチャンスを逃すべきではない」と訴え、連立政権への参加に向けて理解を求めた。
同盟との基本合意書には、最低…
残り:576文字/全文:871文字
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180121002651_comm.jpg