阪神大震災は震災被害が地震と火災で被災区域がそう広くなかった。
国会や内閣も特別立法など初動もはやかった。社会党と自民党という変だが強力な連立内閣で
官庁、議会、国行政と連携がよかった。更に震災前の神戸市や兵庫県は
日本最高峰の地方議会・行政の質の高さを保っていた。
(この震災の復興の影響で神戸市はその地位から落ち、いまや東京都や横浜市の一人勝ち状態)

東日本大震災は津波と原子力災害。被災地は青森県東岸南部から千葉県まで数百キロに渡る。
原子力災害についてはチェルノブイリ事故以外の前例がない。国内誰もどうしたらいいかわからない。
さらに内閣と官庁がぐだぐだで野党自民党も協力を積極的に拒んだという最悪の状態。

比べるものがちがう。

蛇足を加えると、東日本大震災は国の資金・復興特別税が不適切除染や大手資本の懐に流れるよう手玉に
取られ、果ては被災地から1000キロ以上離れたところの道路改修などに流れたりと意味不明な状態。