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1月31日 15時08分
野菜が高くなると、価格の動向はもちろん生活への影響を取材するのも記者の仕事。その中であまりにも違和感のあるツイートに出会いました。「まじでメルカリで野菜売ってる−!」 取材を進めると…。(ネットワーク報道部記者 飯田暁子、伊賀亮人)

さっそく検索してみると出てくる出てくる。たまねぎ20キロ2800円、ねぎ20本2780円など、1種類をまとまった量で出品している人もいれば、数種類を組み合わせて販売している人もいます。サイズの不ぞろいや小さなキズがついた「訳あり」もあり、その数、3万点以上。

衣料品や生活雑貨、家電製品はもちろん時には発行済みの領収書や盗品の野球ボールまで売られ良くも悪くも注目を集めるフリマアプリでいったいどんな人たちが野菜を売買しているのでしょうか。

脱サラに狩りガールも

メルカリによると、野菜の出品者で多いのは個人農家。市場やスーパーといった通常の出荷先に加え、余分に収穫できた場合や形などが規格外の野菜を売っているということです。

さらに農業を始めて間もない人たちが利用するケースも目立つそうです。その1人が脱サラを経て去年6月に群馬県伊勢崎市で農業を始めた津田圭祐さん33歳。妻がイギリス人で、現地でよく食べられている芽キャベツを生産しています。

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飲食店への卸会社の社員だった津田さんは、つてを生かしてふだんはレストラン向けに出荷しています。さらに販路を増やしたいと思いついたのがスマホがあれば出品できるメルカリでの販売でした。

意外だったのは匿名での売買が基本のメルカリで「自分の顔が見える形で販売できること」でした。

津田さんは、購入してくれた人にさまざまな料理方法のほか無農薬栽培などのこだわりを伝えています。

「スーパーなどで売るのに比べて、購入する人に詳しい説明ができます。全国各地の人が買ってくれますが、『こういう食べ方をしたらおいしかった』とかひと言もらえると、本当にやってよかったなと感じます」。

もう1人は、兵庫県丹波市の山あいに住む岩間夏希さん、24歳です。猟師になりたくて1年前に大阪から移住した岩間さんは、家を貸してくれた大家さんが農家だったこともあり、家庭菜園も始めました。
(リンク先に続きあり)

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