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2005.11.01 『地球の生物資源を抱きしめて』出版記念パーティ
http://www.e-kujira.or.jp/topic/topic.html
11月1日(火),日本プレスセンタービル内でユージン・ラポワントさんの出版記念パーティが催されました。
ユージン・ラポワントさんは,元ワシントン条約事務局長で,現在は国際野生生物管理連盟(IWMC)の会長を務めています。
今回,野生の生物資源を広く保全する手段としての“持続可能な利用”の推進を呼びかけているラポワントさんの主張をまとめた『地球の生物資源を抱きしめて』の日本語版が翻訳出版。
それを記念して今回のパーティが開催されました。
パーティは2部構成。前半は,ラポワントさんによる講演会。
“持続可能な利用”という原則の下,クジラをはじめとするさまざまな野生動物の保全問題に関して「“持続可能な利用”の有用性を知らしめるため,各国が緊密に協力しあい,より活発に運動すべき」と提言しました。
後半は,立食形式での懇談会。野生生物と人間とがよりよく関係していくことを願う参加者たちの有意義な意見交換の場となりました。
『地球の生物資源を抱きしめて〜野生保全への展望』 ユージン・ラポワント 著,三崎 滋子 翻訳 (崎は,本来,山偏に立と可を組み合わせた字)
▲この日のパーティには,生物資源の持続的利用に関心を寄せるたくさんのみなさんが参加。写真左は,財団法人 日本鯨類研究所・畑中寛 理事長
▲国会議員のみなさんもお祝いに駆けつけました。写真左から,林芳正 参議院議員,浜田靖一 衆議院議員,鈴木俊一 衆議院議員
▲国際捕鯨委員会(IWC)日本政府代表団の島一雄 特別顧問が登壇。ラポワントさんと序文執筆者のミルトン・フリーマンさんを紹介してくれました
▲「持続可能な生物資源利用と前進する保全」と題し出版記念講演をするラポワントさん。アメリカのIWCにおけるクジラ資源への取り組みなどを例に,生物資源の問題を扱う際の先進国の方法について言及。国内向けの対応と,国際的な場での対応に矛盾があることを指摘しました
▲序文執筆者のアルバータ大学(カナダ)のミルトン・フリーマン教授によるあいさつ。翻訳者の三崎滋子さんへの賛辞も述べました
▲『地球の生物資源を抱きしめて』の巻頭言を執筆した鈴木 議員は「この翻訳が,野生生物の持続可能な利用という哲学を広める一助になってほしい」とあいさつ
▲今回の翻訳に当たって協力をしてくれた方々や生物資源の持続的利用に関心をもつみなさんに感謝の言葉を述べる翻訳者の三崎滋子さん
▲お祝いの花束をおくられたラポワントさんと三崎さん。取材記者の求めで記念撮影に応じました
▲ラポワントさんの友人で,元駐英大使の林貞行さんの発声で乾杯。今回の翻訳出版を一堂で祝いました
▲懇談の時間となりました。ラポワントさんやフリーマン教授の周りにはたくさんの方々が集まり,生物資源の保全と活用についての貴重な意見交換がなされました。右写真でフリーマン教授と話しているのは財団法人 日本鯨類研究所・大隅清治 顧問(写真左)
▲小松正之 農学博士(写真右)が握手を交わしている方は,ラポワントさんの一番の協力者でもある婦人のヘレンさん(写真左)
▲多くのみなさんに囲まれサインを求められるラポワントさん。一人ひとりにていねいに応えていました
▲中締めのあいさつをする社団法人 自然資源保全協会・米澤邦男 会長。みなさんでの一本締めで閉会となりました