記憶喪失の同級生は大阪の精神病棟で饂飩を出されて
無意識に色が付いていないって醤油を掛けた、標準語だったから
直ぐに警察も東の方に捜索掛けたんだけど、それでも数か月経て親子の対面になったわ
帰路の電車の車窓から流れるビルマンションの灯りを見ていたのが最後の記憶だったんだと。
自己催眠に掛かったんだろうと推測しているので、それ以来、自分は絶対に夜は目を伏して
灯りを見ないようにしている。