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2月6日 17時08分
強い寒気の影響で記録的な大雪となっている北陸地方の福井県と石川県では、新幹線を除く鉄道や航空がほとんど運休しているほか、高速道路も広い範囲で通行止めになるなど交通網が広範囲でまひし、市民生活に大きな影響が出ています。

上空の強い寒気の影響で北陸3県では記録的な大雪となり、午後2時の時点で福井市では積雪が1メートル36センチと37年前の昭和56年以来の積雪になっているほか、金沢市では午後4時の時点で積雪が72センチに達し、平成に入って2番目に多くなるなど、各地で大雪となっています。

このため福井県と石川県では、交通網が広い範囲でまひするなど市民生活に大きな影響が出ています。

このうち福井県では特急、在来線の多くの列車が運休しているほか、北陸自動車道が広い範囲で通行できなくなり、石川県方面からは一般道以外では福井県に入ることができなくなっています。

また、石川県でも新幹線を除いて、特急、在来線が始発からほぼすべての列車で運休を決めたほか、小松空港を発着する空の便もすべての便が欠航しました。このほか高速道路も5日夜から県内全線で通行止めが続いています。

また福井県、石川県では幹線道路など一般道の一部でも断続的に渋滞が発生しているほか、市街地の道路では除雪が追いつかない状況になっています。

福井県ではあわら市と坂井市の間の国道8号線で、およそ10キロの区間にわたって立往生する車が相次いでいて、およそ1500台の車が動けない状態だということです。

各地で小中学校の休校が相次いでいるほか、福井県では県内5つの私立高校が一般入試の日程を延期するなど、大きな影響が出始めています。

富山県でも鉄道や航空の一部が運休となるほか、県内の高速道路の一部が通行止めとなっています。