安倍首相は6日の衆院予算委員会で、日本銀行の黒田東彦はるひこ総裁について、「手腕を信頼している。2%の物価安定目標に向けて着実に進んでいただきたい」と述べ、4月8日に任期切れを迎える黒田氏の続投を示唆した。

政府は月内にも、総裁と3月に任期を終える2人の副総裁の後任の同意人事案を国会に提出する方針だ。

首相は黒田氏が進めてきた金融緩和策について「市場の空気を変えていく力になった」と高く評価した。黒田氏は2013年3月に就任後、同年4月に2%の物価上昇率の実現を掲げて量的・質的金融緩和を導入し、16年1月にはマイナス金利政策を採用。大胆な金融緩和で経済政策「アベノミクス」を支えてきた。

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2018年02月07日 07時23分
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