⚫そのA もちろん、全員がそうだとは言いません。みそらの星賞などを設定し、
この子ならばと推薦された児童が褒賞を受けることもあって、ほっとする面もあるのですが、
それに反して、がくっと心折れる場面の多いことも事実です。
教育は内面を育てる営みがほとんどです。ですから、私どもも懸命に児童の内面を鑑み、
自覚をもたせ、「泰明の子らしく」を金科玉条の如くは大げさかもしれませんが、でも、
泰明小学校の児童はかくあるべきだと思い指導いたしております。
その力がまだ足りないのだと忸怩たる思いもありますが、
なかなかその指導が行き渡らないのはなぜだろうと悩んでおります。
対外的にも、「泰明小」そして「泰明の子」は注目されます。
そういう衆目に答える姿であるかどうか、
これまた、忸怩たる思いになることもしばしばです。
愛校心、所属愛、学校に対する誇りが自己の存在と重なると、
スクール・アイデンティティーが芽生えます。
このような、ある意味エモーショナルな心が、あるいは学校に対する思いが、
薄れているのではないかと危惧しております。
語弊を恐れずに申し上げますが、「自分は泰明小の一員であるから、そのようなふざけた行いはしない」と
自戒できる児童を我々は育てたいのですが、保護者の皆様は、お子様の姿をどのようにお考えでしょうか。