実話「下町ボブスレー」

ボブスレーW杯メダリストの米女性選手ジャズミン。
彼女は愛する父親の祖国ジャマイカに国籍を移し、再びメダルを狙う。
そんなジャズミンの前に現れた、下町を名乗る政府と大企業の複合団体。

世界最先端のテクノロジーを自慢する彼らの協力にジャズミンは喜ぶが、
いざそりに搭乗してみると不安にかられた。
「何か様子が変よ…」
ジャマイカ代表はレギュレーションにも満たず、命の危険すらある欠陥品を使わされていた事に気づいてしまう。
実は4年前日本選手団が同じ目にあい絶縁された団体だったのだ。
当時日本チームが乗せられていたものは、ブレーキのまったく効かない特攻機…最高時速は140キロにも達する競技である

動揺するジャスミンらジャマイカチーム。そんな彼女らにさらなる悲劇が訪れる。
政治家、大企業、航空会社が絡み、教科書を含む出版物、グッズ、ドラマに補助金と巨万の富を得ていた日本が
彼女らを逃がすはずが無かった。日本は彼女らに莫大な違約金契約を突きつけたのだった。
ジャマイカ人の生涯年収100倍に相当する大金を支払うとジャマイカボブスレー界の未来は完全に絶たれてしまう。
そして、下町ボブスレーのそりを使用すれば五輪予選通過は不可能、レギュレーション違反で失格となる。

絶望するジャズミンだが、五輪出場をかけたW杯で
交通トラブルのため日本製そりが届かないトラブル発生。
ジャズミンたちはドイツチームの心温かい申し出により、
ラトビア製ソリで五輪予選に出場。
「今までのそりは何だったの! これが本当のボブスレーなのね!!」

ドイツチームから借りたラトビア製のソリは、ちいさな村のちいさな工場で職人6人が経験と勘で作る
正真正銘本物の「下町ボブスレー」だった。

BMW、マクラーレン、フェラーリと世界的有名企業を抑え、ラトビアの職人達が作ったそりでジャマイカ女子代表はまさかの五輪出場権を獲得。
歓喜するジャマイカ選手団を、日本がただで返すはずもなく…。

ジャズミンたちはラトビア製そりで見事ピョンチャンのメダルを獲得できるのか…!


https://www.diena.lv/raksts/sports/citi/latvija-buvetas-bobsleja-kamanas-konkure-pat-ar-bmw-un-_ferrari_-14021050
インタビュー記事

ラトビアの職人と機械、工房
https://i.imgur.com/qgPGUKW.jpg
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