JR東日本新潟支社は、2019年度までに新型の電気式気動車「GV―E400系」を新潟県内で導入する。

 ディーゼルエンジンで発電した電力により走行するタイプで、JR東での導入は初めて。

 先月30日には、車両の量産に先立ち性能試験を行うための量産先行車が報道陣に公開された。新型車両は全長19・5メートル、幅2・8メートル、高さ3・64メートルのステンレス製。内装は温かみのあるピンクを基調とし、対面座席のシートの間隔を広めに設置するなど快適さを重視している。窓には紫外線をカットする強化ガラスを用い、照明は発光ダイオード(LED)を使用する。

 羽越線新津―酒田駅間、信越線新津―新潟駅間などで現在運行している気動車「キハ40系列」と順次入れ替え、計63両を導入する予定だ。今後、量産先行車での性能試験が行われる。

 同社運輸車両部の照井英之担当部長は「新しい技術満載の車両で、より安全・安心な輸送ができる。新潟の新しい顔として親しまれる車両にしたい」と話した。

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