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君が代も日の丸も
実は徳川家が起源らしい

「君が代」に関する話はもっと奇妙だ。なんと、この歌は大奥でうたわれていたのだった。(中略)
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の」
と中がとなえると、御台所がそれを受けて、
 「巌となりて 苔のむすまで」
 と下の句をとなえ、新年を寿ぐという儀式だった。
 この歌は、江戸時代初期に流行した「隆達節」という小唄だというが、よく似た和歌が『古今集』にある。こちらは初句が「君が代は」ではなく、「我が君は」になっている。隆達節は、それをアレンジしたのかもしれない。