「社会性(モラル)の欠け」「想像力の欠け」による対人関係の苦しみ


アスペルガーも自己愛性人格障害も「自分のことしか考えてない自己中で自己主張の強い人」くらいに周囲から思われることが多く、普通に関わる分には(自分が相手に振り回されなければ)楽しいのですが、これが組織(家族、学校、会社)の中に入ると大変なことになります。

特に、「3、想像力の欠けによる共感能力欠如」の対人関係の苦しみだけでなく、モラルとしての「2、社会性の欠け」に苦しめられます。

例えば、
家族、学校、会社で、誰かが自殺したり、過労死したり、あるいは急に親族が亡くなって忌引きしても、アスペルガーや自己愛性人格障害者がその人に掛ける言葉は、
「あっそう。それで?」でしょう。
普通なら驚いて「それは大変でしたね」とか「なにか思い煩うことがあったのかな・・」とか一寸でも疑問に思ったり、言うはずですが、そんなことは微塵も、なんの関心もありません。
興味あるのは自分だけです。自分中心以外の世界は存在してないのです。

自己愛性人格障害者なら人によってはモラルが低いので「ゴミが一人死んでくれてよかったよかった。」(そんなことよりオレに注目してくれ)と遺族の家まで誹謗・嘲笑しに行くくらいの行動はします。
あるいは、これ見よがしに大げさに「自分がいかに混乱しているか」「自分がいかに動じずに強靭であるか」(そんなことよりオレに注目してくれ)をアピールしてくることもあるでしょう。
他人やその周辺人脈の話なのに、自分の話しかしないのでよく分かると思います。