鯨肉在庫を膨らませる水産庁「調査捕鯨」の愚:FACTA online
2008年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

|水産庁の委託を受けた日本鯨類研究所が今年も、南極海での調査捕鯨に出発した。海外の環境保護団体からは批判の嵐だ。
|11年ぶりに政権を奪取した豪州の労働党は「監視の必要性があれば、
|軍を派遣して(捕鯨船を)追跡する」(マクレランド氏)と語気を強めた。

|調査捕鯨の問題点は、これだけではない。(中略)。
|「高値なのに、それほどおいしくない鯨肉」(流通関係者)は毎年売れ残り、年々在庫が積み上がっているのが実情だ。
|海外から見れば、売れもしない鯨肉を捕獲するために毎年、捕鯨船を送り出す水産庁の行動が、常軌を逸したものに見えるのも当然だ。
|捕鯨の是非をめぐる論議は感情的になりがちだが、鯨肉在庫を膨らませる日本側にも問題がある。

http://facta.co.jp/article/200801043.html