佐賀県の宗教法人がヤミ金融を営み、約5億円の収益を上げていたとして、兵庫県警は、
法人と代表らを国税当局に課税通報する方針を固めた。

 代表らは資金の貸し付けと同時に、借り主に陶器などを高値で買わせるなどし、
その代金で実質的に利息を得ていたという。県警は、宗教活動を装っていたと判断した。

 法人は、佐賀県伊万里市の寺院を所在地とする「至誠光魂寺(しせいこんごうじ)」。
代表の立石扇山(せんざん)被告(77)(公判中)ら5人は昨年11月、
出資法違反(超高金利)容疑などで兵庫県警に逮捕され、その後、起訴された。

 起訴状などによると、立石被告らは2015〜16年、兵庫県内の中小企業など7社に計430万円を貸し付け。
利息は、借り主に花瓶などを高値で買わせたり、架空の女神像建立計画に寄付させたりして得ていたといい、
法定利息(1日当たり0・3%)の十数倍にあたる計約85万円を利息として受領した、とされる。

読売

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