朝日新聞より

>では、いつ、どこで体内に入ったのか。
 平昌で13日に記者会見した日本選手団の斎藤泰雄団長によると、斎藤は1月29日の検査後、ほかの選手たちと同一行動をとり、合宿先から東京都内のホテルに入った。
 そしてチャーター機で韓国に入り、2月4日午後に選手村に到着した。すぐにシャトルバスに乗って、練習会場に向かった。機内で軽食が出たが、選手たちが空腹を訴え、リンク内のアスリートラウンジで軽食程度のものを口にした。
 夜に選手村に戻って、水や飲み物をのんだが、選手たちは外に出ることもなかった。そのまま就寝しようとしたところ、検査官が部屋を訪れたという。
 ドーピング問題に詳しい友添秀則・早大教授(スポーツ倫理学)は「本人が本当のことを言っているとすれば、誰かが故意に食べ物や飲み物に混ぜた可能性もある」と指摘する。ただ、現時点ではあくまで可能性でしかなく、真相は不明だ。