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新しい研究は、アルコール消費が大麻よりも人々の脳に有害であることを示唆している。

↓アルコールは脳を萎縮させる。
http://i.imgur.com/9Jp8bms.jpg (アルコール依存症患者の萎縮した脳:MRI画像参照)

コロラド大学の研究者は、成人850人以上と十代の430人を被験者にした研究から、
大麻ではなく、アルコールが脳組織の容積を低下させることを見出した。

青年、成人におけるアルコールおよび大麻使用の脳機能イメージング研究:2017年12月
http://onlinelibrary.wiley.com/wol1/doi/10.1111/add.13923/abstract

概要

背景と目的

慢性的なアルコール使用は灰白質の量が少ないことと関連しており、最近の研究では
アルコール使用は若年成人でさえ広範な灰白質(GM)量との負の関連を示した。

この研究は、

(1)アルコール使用とGM量との間の関連性。
(2)アルコール使用および白質(WM)の完全性。
(3)大麻使用およびGM量。
(4)大麻および青年の大麻使用およびWMの完全性。

の強さを試験することを目的とした。

設計と設定

物質使用および脳機能イメージングデータを収集した研究に参加した青年および
成人の大規模に蓄積されたされた断面サンプル内の一般的な線形モデル。

参加者

この分析には、18〜55歳の成人(853名)および14〜18歳の青年(439名)の、
アルコールおよび大麻の使用が含まれている。

測定値

従属変数は、アルコール使用の主な予測因子(アルコール使用障害識別テスト(AUDIT)スコア)
および大麻使用(過去30日間の使用)を有する、GMの質量またはWMの完全性であった。

所見

アルコール使用は、成人のGM量との負の関連(ηp 2 = 0.028-0.145、 P <0.001)の
大きなクラスターを示し、青少年の間では少なかった(1クラスター;ηp 2 = 0.070、 P <0.05)。

大規模なクラスターは、WMの完全性がアルコール使用に有意な関連性
(ηp 2 = 0.050-0.124、 P <0.001)を示したが、青少年はアルコール使用とWMとの
間に有意な関連を示さなかった。

成人または青年における構造的測定値と過去30日間の大麻使用には関連が認められなかった。

結論

アルコール使用の重症度は、成人の広範囲にわたる灰白質体積および白質の完全性、
および青少年の灰白質のより低い容積に関連する。