大阪府警生野署は13日、ベトナム人留学生らを違法に働かせたとして、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで大阪市生野区の食品製造会社「ダイユー食品」社長で韓国籍の孫東出容疑者(49)=同市東住吉区杭全=や社員ら計4人を逮捕した。孫容疑者は「人手不足で猫の手も借りたいほどの状態だった」と供述している。

 生野署によると、同社は工場などで約50人が働き、外国人が多いという。従業員には、秋田県から失踪していたベトナム人の技能実習生が含まれていた。実習生は虚偽の内容で大阪入国管理局に難民申請をしており、同局がダイユー食品での不法就労を突き止め、府警に情報提供した。

 生野署は13日までに、違法に働いたとして入管難民法違反の疑いで、実習生を含むベトナムや中国籍の男女9人を逮捕、書類送検した。孫容疑者らの逮捕容疑は、国が定めた上限時間を超えて、ベトナム人の男2人にキムチの包装などの仕事をさせた疑い。



http://www.sankei.com/smp/west/news/180213/wst1802130084-s1.html
ダイユー食品
http://www.daiyufood.co.jp/