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またしても再掲

三浦瑠麗に関してはこの考察が一番役に立ったよ

ttps://ameblo.jp/kinakoworks/entry-12006917309.html

三浦はテレビでは明確な言い切り型の話術もできるし、リベラル派をここぞとばかり批判するときは、
上のようにかなり自分の考えをはっきり書いているが、それ以外の部分では
何を言っているのかわからない相手をけむにまく議論をする。

それは、東大学者という肩書によって権威づけし、論旨が不明確な文章の中に自己弁護を織り交ぜ、
しかし、「論争相手」である日本のリベラル層に対しては大した根拠なく否定するという、彼女のレトリックなのである。

これは「東大話法・女性学者版」というべきものだろう。
リベラル派の岩波文化人、藤原帰一の地肌もここで見えてしまった。

だから、わけがわからない論旨の論文を理解しようとしてはいけない。
理解しようとするなら、「三浦瑠麗とジャパン・ハンドラーズの関係性」を踏まえた上で読むべきである。

そうすると、「謎文書」のようにしか見えなかった論文が綺麗に読めてしまう。
ニューリベラルというが三浦女史はスーザン・ライスやサマンサ・パワーのような、リベラル
人道介入主義者にちかい危険な匂いを感じる。

共和党のネオコン派と同じく、これらのアメリカの政治派閥はアメリカの世界介入戦争を様々な
理由をつけて理念的に肯定する勢力だ。

三浦瑠麗は、東大農学部にいた時は旧姓の濱村瑠璃と名乗っていた。

1980年生まれの湘南高校出身で、東大在学中にベインキャピタル(ミット・ロムニー元共和党
大統領候補が所属していたファンド)に現在務める、福岡出身の三浦清史(親族がどうもアメリカ人
生物学者である)と結婚している。

湘南高校エリートといえば、石原慎太郎、岡本行夫、浜田宏一を戦後は輩出した進学校であり、
戦前は海軍兵学校の予備校的な存在だった。

湘南高校出身者のネットワークとして、「湘友会」があり各地方や海外、クラブ別、企業別の支部も存在するという。
三浦女史の兄弟は金融庁勤務を経て今はシカゴに留学中の妹がおり、弟は東大で国際関係論を学んでいるようだ。
要するに、現在の日本の「東大パワーエリート」とはこういうものだ、という見本のようなファミリーである。

私が三浦女史がアメリカと日本のそのカウンターパートの受け皿としてかなり計画的に、
かつ組織的に育てられた人材であることを直感したのは、彼女と夫が東洋経済が主催した
「高橋亀吉賞」という経済学論文賞を同じ年に夫婦で同時受賞していることだ。
しかもともに「佳作」。
他に受賞者がいないというのも驚きである。
このような夫婦同時受賞というのは普通有り得ないことである。
この論文の審査体制に疑問が生じるが、やはりというべきか、2014年を持ってこの論文賞は廃止されている。
このように経済、安保、農政と様々な人脈があって、東大国際政治学者・三浦瑠麗は準備されていた、ということだ。

そしてイスラム国事件を論じる「ニューリベラルの論客」としてデビュー。

おそらく、三浦女史は「ニューリベラル」としての自分のポジションを日本において確立するために、
マスコミにじゃんじゃん登場し、「あっちでもあるようなこっちでもある」という鵺(ぬえ)のような
「コウモリ言論」を繰り広げていくことだろう。