コーツ米国家情報長官は13日、上院情報特別委員会の公聴会で証言し、
核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮にどう対応するかについて「決断のときはかつてないほど迫っている」と述べ、
北朝鮮が米本土攻撃能力を確保するのを阻止する時間は少なくなりつつあるとの見方を示した。

コーツ氏は、北朝鮮が今年も弾道ミサイル発射を複数回にわたって強行するだろうと予測。
また、北朝鮮の李容浩外相の発言を引き合いに、金正恩体制が太平洋上の大気圏内での水爆実験を検討している可能性に言及した。

同氏はまた、北朝鮮は核保有を体制存続のよりどころとしており、
「交渉によって(核を)放棄する意思はない」と指摘。北朝鮮は「米国の存亡に関わる脅威になり得る」として危機感を表明した上で、
「目標は平和的解決だ」と語り、北朝鮮に姿勢転換を迫るため引き続き最大限の圧力をかけていく方針を強調した。

一方、同じ公聴会に出席したポンペオ中央情報局(CIA)長官は、
北朝鮮が米国を脅かす核兵器の保有を目指していることに関しては「変化の兆しは全くない」と見方を示した。

また、米軍が北朝鮮に対して限定攻撃に踏み切った場合に想定される北朝鮮の反撃などについては「分析済みだ」と語ったが、
詳細は明らかにしなかった。
http://www.sankei.com/world/news/180214/wor1802140026-n1.html

「米存亡に関わる脅威」情報長官が北朝鮮をけん制
http://mainichi.jp/articles/20180214/k00/00e/030/274000c