2月16日は旧正月の「春節」。大型連休となる中国からは大勢の観光客が日本を訪れることが見込まれています。そんな中、観光地・京都がいま頭を抱えているのが無許可でタクシー営業する通称「白タク」です。主に中国人観光客を違法に乗せて観光地を走り回っていて、警察なども目を光らせていますが、特殊な営業形態ゆえに摘発も難しいようです。
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「白タク」のシステム
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■古都・京都。言わずと知れた日本を代表する観光都市です。

「静かで町並みも美しいわ」(中国からの観光客)
「歴史ある建物が多くて住んでいる人々も親切だわ」
「食べ物がいい、おいしい」(韓国からの観光客)

いま、その京都で蔓延しているのが…国から許可を得ることなく、自家用車でタクシー営業をして中国人観光客を乗せる通称「中国式白タク」です。どういうシステムなのでしょうか?
中国人が使っている白タクの配車アプリの1つでは、世界の主要都市で運転手が登録されています。旅行客はアプリなどを使って出国前に白タクを予約。ネット上で決済するので金のやり取りはすべて中国国内で完結していて、客は日本で料金を支払う必要がないというシステムです。こうした「中国式白タク」が今、京都で問題視されています。
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■地元の人に聞いてみると…

「駐車場にとめるんじゃなくて路駐とか。真ん中にドンととめられると通行の邪魔になる。観光バスとかも通るから」(京都のタクシー運転手)
「頻繁にいろんな車が…(乗客を)降ろしてはバックで下がって…あとは路上にとめっぱなしもありますし、かなり渋滞します」(女性)
Q.注意したことは?
「なんべんもある、けんかみたいになったこともある。これも白タクとちゃう?
これもたぶんそうやと思うわ」(男性)

地元の人が指さしたのは白いワンボックスカー。車には特徴があるといいます。

「大きい8人乗りくらいの車ばかり。大阪ナンバーがほとんど」(女性)
「ナンバープレートの数がバラバラじゃない、111とか333とか。外国人から見てわかりやすいナンバー」(京都のタクシー運転手)
わかりやすい数字で大阪周辺のナンバーの車があちらこちらにありました。

8人乗り、“大阪”で数字がわかりやすいナンバー
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■ドライバーを直撃、言い分は?

駐車場を後にした1台のワンボックスカーを取材班が追跡することにしました。
(記者)「駐車場に入りました」
たどり着いたのは清水寺近くの駐車場。ほどなくして、観光を終えたとみられる人たちが次々と乗り込みます。これは「白タク」なのでしょうか、記者が直撃してみました。

(記者)「後ろに乗っているのはお客さんですか?」
(ドライバー)「いや、友だちですよ」
ドライバーは20代くらいの男性。車内で相談をすると…
(ドライバー)「中国で知り合った友だちですよ」
後部座席には友だちだという初老の男性の姿が。結局、何度聞いても「友だちだ」と繰り返して駐車場を後にしました。
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■利用者「インターネットで車を頼みました」

車は乗っていた人を降ろすと、すぐにその場を離れました。降りてきた人に話を聞いてみると…
「インターネットで車を頼みました。1日2000元(3万5000円)くらい。中国では大勢の人が使っていますよ」(中国からの観光客の男性)

■摘発が難しいわけは?

横行する「中国式白タク」。国も把握していますが摘発は難しいといいます。
「白タクを判断するには有償性、金銭のやりとりを確認しないといけない。中国ですでに契約されている、そこは私どもに捜査権がないので入れない」(近畿運輸局自動車交通部 藤原幸嗣旅客第二課長)
実は白タクは中国では合法で、一般市民に根付いたサービスなんです。いったいどのようなものなのか、中国に駐在する記者が体験してみました。

以下全文はソース先でご覧下さい
MBSニュース2/13(火) 15:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180213-10000001-mbsnews-l27&;p=1