記録的な大雪に見舞われた福井県内は14日、穏やかな日和となり、福井市などで除雪作業が急ピッチで進められる中、長野県の除雪支援隊が県福井土木事務所(同市城東)に到着し、同市などで除雪を開始した。中部9県1市の災害時等応援協定に基づいて西川一誠知事から13日に要請を受けて初めて派遣された。

 到着した支援隊は豪雪地帯の長野地区から除雪車や雪運搬用トラックなど除雪関係車両5台と作業員8人、松本地区から除雪関係車両6台と作業員6人。それに長野県職員7人。15日には大町地区から除雪関係車両3台と作業員5人が到着する。いずれも17日まで活動する予定だ。

 支援隊は14日午後2時半ごろに福井土木事務所前に到着。県土木部の齊藤重人技幹らが出迎え、長野県危機管理防災課の南沢修火山防災幹が「1日も早く市民の生活が取り戻せるよう協力をさせていただきます」と述べた。

 作業員をまとめる除雪責任者、花岡晴夫さん(63)は「雪は多いと感じた。これから重くなって固くなる。できるだけ早く通行しやすい状態に戻したい」と話した。


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