2月17日 16時09分
今月上旬に記録的な大雪となった福井県の大野市で、１６日に自宅の屋根の雪下ろし中に転落したと見られる８５歳の男性が、１７日朝になって搬送先の病院で死亡しました。
１６日午後７時前、大野市堂嶋の無職、長谷川隆さん（８５）が自宅のベッドの上で意識が無い状態で横になっているのを家族が見つけました。
警察によりますと、長谷川さんは、上着のジャンパーが脱ぎかけで、作業ズボンをはいたままベッドに横になっていたということで、自宅の１階の屋根には雪下ろしをしたあとがあったということです。また、玄関脇の雪には人が落ちてできたと見られる穴があり、近くにはスコップが落ちていたということです。
長谷川さんは病院に搬送され手当てを受けていましたが、頭を強く打っていて、１７日午前５時前に死亡したということです。
警察は、長谷川さんが屋根の雪下ろしをしていたときに誤って転落し、ベッドに横になったあと意識を失ったと見て、当時の状況などを詳しく調べています。
勝山市でも除雪中に
福井県勝山市では、住宅の軒下で、この家に住む７６歳の男性が雪に埋もれて死亡しているのが見つかりました。警察は、除雪中の事故で死亡した可能性があるとみて調べています。
１７日午前８時すぎ、勝山市荒土町別所の無職、横山則二さん（７６）が、自宅裏の軒下で雪に埋もれた状態になっているのを近所の人が見つけ、消防に通報しましたが、まもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、横山さんは、右足を除いてほぼ全身が雪の中に埋もれていたということで、近くの雪の中からは除雪用のスコップが見つかったということです。また、住宅の２階と１階の屋根には雪下ろしをしたあとがあったということです。
警察は、横山さんが屋根の雪下ろし中に転落したか、除雪中に屋根からの落雪で埋もれた可能性があると見て、当時の状況を詳しく調べています。
