0001復讐の鬼 ★
2018/02/21(水) 23:23:50.04ID:CAP_USER9そのシーズンのワールドカップ(W杯)で全く歯が立たなかった強敵オランダを抑え、菊池彩花を加えたチームで団体追い抜きを制覇。
姉の菜那は「ステップアップできた」と喜び、美帆は「このメンバーで安心感があった」。
2人にとって平昌五輪の金メダルは、夢ではなくゴールへと変わった。
スピードスケート女子団体追い抜きで金メダルを獲得し喜ぶ日本チームの(左から)佐藤、高木美、高木菜=21日、韓国・江陵
縦1列に並んだ3人が順番を交代しながら1周400メートルのリンクを6周滑り、3番目の選手がゴールしたタイムで競う種目。
前の選手に接近して滑れば、一人で滑るときには1.5キロ以上の重りで引っ張られる感覚があるという空気抵抗を半分に減らせる。
最後までチームでまとまって滑れるかが勝利のカギ。
仲間への信頼と気配りの絶妙なバランスが求められる。
その点で姉妹は強い。ナショナルチームの糸川敏彦コーチは「姉妹なので言葉がなくても感覚を伝え合っている。
菜那選手なら美帆選手も安心して先頭でスピードを出せる」と請け合う。
昨年11月のW杯シーズン開幕戦で象徴的な場面があった。
終盤に菜那から先頭を交代した美帆は、昨季から右膝に故障を抱える姉の疲労を敏感に察知し、加速するのを一呼吸待った。
「自分が最後尾についてからスピードを上げることを意識してくれた」。菜那は配慮がうれしかった。
後ろにつけば離れない気力のある菜那だが、その日は膝のことが気になり、珍しく弱気になっていた。
しかし妹と気持ちが通じた瞬間、「絶対離れない」と決めた。美帆はがっちりと受け止め、迷わず加速。
低地リンクでのレースながら、標高の高い高速リンクで出された当時の世界記録を上回った。
勢いづいた日本は今季、さらに2度記録を塗り替えた。
15年の世界距離別以降、W杯では11戦に出場して9勝。
表彰台の中央に立つ高木姉妹の笑顔が定番となった。美帆は追い抜きの練習量を「どの国よりも多い」と自任し、
姉妹の絆を「分かりやすい、信じやすい」と誇る。2人の五輪が最も輝く色で飾られた。
https://www.jiji.com/jc/pyeongchang2018?s=news&k=2018022101251
昨年11、12月に世界記録を3度も塗り替えた団体追い抜きで、美帆は絶対的存在。菜那は身長1メートル55と今回のチームで最も小柄ながら、
仲間を生かす巧みな脚の運びが特長だ。菜那が25歳、美帆が23歳になったいま、カフェで語り合い、買い物にも出かける。
日本女子中長距離を引っ張る両輪。家族であり認め合う仲間であり、ライバルでもある。心を一つにして表彰台の中央に立った。
http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180221/pye18022122060076-n1.html