*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20180223/8000000480.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
愛媛県宇和島市は、耳の不自由な人などに防災情報を確実に伝えるため、
緊急時にテレビの電源が自動的に入り、避難の情報などを画面に表示するシステムを
新年度から本格的に導入する方針を固めました。
愛媛県宇和島市が導入の方針を固めたのは、耳の不自由な人や聴覚が衰えた高齢者などに
テレビの画面を通じて防災情報を伝える、「テレビ・プッシュ」と呼ばれる情報伝達システムです。
緊急地震速報や避難に関する情報などが出されると、テレビの電源が自動的に入り、
画面いっぱいに情報が表示される仕組みで、土砂災害に関する情報などは
該当する地域に絞って提供できるほか、テレビのリモコンの操作履歴から、
どの世帯が画面の情報を確認したかを市が把握できるのが特徴です。
宇和島市は、総務省消防庁と協力して、今年度、耳の不自由な人が暮らす住宅や福祉施設など
およそ200戸で試験的に専用の端末を設け、システムの実証事業を行った結果、
市民からおおむね好評で防災情報などの確実な伝達に役立つとして、
ことし4月からこのシステムを本格的に導入する方針を固め、
関連費用として750万円を新年度予算案に計上しました。
宇和島市によりますと、このシステムを実用化するのは全国で初めてだということで、
「耳の不自由な人だけでなく、家にいる時間が長い
高齢者の世帯などにも端末の設置を促していきたい」
としています。
02/23 08:35