2018.2.26 07:17
 兵庫県三田市の女性会社員(27)が行方不明になり、大阪市西成区の民泊施設で女性とみられる遺体の頭部が見つかった事件で、頭部には鋭利な刃物で切断されたような形跡があることが26日、捜査関係者への取材で分かった。


 捜査関係者によると、女性を監禁した疑いで逮捕された米国籍のバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者(26)は、これまでの調べに頭部の遺棄を認める供述をしている。頭部はスーツケースに入った状態で残されていた。

 県警は死体遺棄や死体損壊の疑いで同容疑者から当時の状況を聴き、残る遺体の発見を急ぐとともに、死亡の経緯を調べている。

 同容疑者は、女性の監禁現場とされる大阪市東成区のマンションなど複数の民泊施設に滞在していたとみられる。

 東成区のマンションでは、防犯カメラに2人が入る姿が記録されているが、女性が出る様子は確認されていない。部屋では、大量の消臭芳香剤が使用された形跡が見つかった。

 同容疑者がキャリーバッグを手に複数回出入りしていることも判明しており、県警は遺体を運び出した疑いもあるとみて、滞在先の民泊周辺での足取りを捜査している。

http://www.sankei.com/smp/west/news/180226/wst1802260006-s1.html