都内の高速道路を時速２３５キロで暴走したとして、１日、警視庁交通執行課に道交法違反（速度超過）容疑で逮捕された建設会社社員の白井良宗容疑者（４１＝東京都世田谷区世田谷）。
白井容疑者は２０１６年１月２９日早朝４時１５分ごろ、国立市の中央自動車道上り線で、米国のスポーツカー「ダッジ・チャレンジャー」で、法定速度の時速１００キロを超える２３５キロで運転した疑い。１３５キロオーバーだから“一発免停”とかいうレベルじゃない。
白井容疑者は「自分かどうか分からないので認めない」と容疑を否認。摘発逃れのため、車の前のナンバープレートを外していたが、オービスに暴走姿がバッチリ映っていたところから足がついた。道路運送車両法違反容疑でも追送検されるという。まったく常軌を逸しているが、白井容疑者は“常習犯”だったようだ。
「白井容疑者は１５〜１６年にかけ、５回以上は速度超過で切符を切られています。いずれも乗っていたのは黄緑色のチャレンジャーで、ナンバープレートを外し、一般道や首都高でも暴走行為を繰り返していました。チャレンジャーは日本ではあまり見かけませんが、米クライスラーがダッジブランドから出している“モンスター車”で、白井容疑者が乗っていたのは排気量６・４リットルの８気筒エンジンで、４７０馬力。ある時は、警察を挑発するつもりだったのか、中指を立てながら運転している姿がオービスに写っていました」（捜査事情通）
首都圏の暴走行為というとルーレット族やドリフト族など集団の走り屋をイメージするが、どうやら白井容疑者は違うらしい。
「今のところ、どこかのグループに属しているという情報はありません。過去に切符を切られた時も、単独で走っていた。ただ気になるのは、今回は助手席に男が同乗していたことです。同乗者の素性については分かっていません」(前出の捜査事情通）
逮捕、連行される際にニヤニヤしていた白井容疑者に「反省の色はない」（関係者）らしい。カーアクションの主人公にでもなったつもりだったのかもしれないが、無謀な“チャレンジ”は失敗に終わった。
2018年3月1日
日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/224246/1
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